高学年になった長女は、普段は帰りが遅いので、なかなかお友達と遊ぶ時間がないのですが。
1年生の長男は、帰ってくると「今日は○○くんと、○○くんと、○○くんが家に来る!」と言い、仲良し数人で、楽しそうに遊んでいます。
男子が5人も集まると、パワフルですね!
長女が低学年のときも、同じぐらいの人数で遊んでいたはずなのですが…何だかもう、声も音も、勢いが違います。
でも、家じゅう走り回る子どもたちの笑顔を見ていると、幸せだなあと思います。
実家と、嫁いだ家と
実家は、友達を呼びづらかった記憶があります。
私の思い込みだったかもしれませんが、来客に対して、全体的に敷居が高い雰囲気だったな、と。
みんなが気さくに出入りする感じではなく、家族とお客との立場や距離がしっかりあって、きちんともてなすべきである、というような。
昔、母から聞いたことがあります。
父も母も、商売をしている家で育ったので、誰かわからない大人たちが、しょっちゅう出入りしているのが嫌だったみたいです。
だからこそ、実家は「家族のための家」というあり方だったのかな、と思っています。
対して、旦那さんの家は、以前に民宿を営んでいたこともあり、また田舎の昔ながらの家ということもあり。
近所=親戚のようなものですし、インターホンなど押さずに訪問するのがあたり前。
誰だかわからないけれど、いろんな大人や子どもが出入りするのが、普通の感覚のようです。
結婚した当初は、それはもう、びっくりでしたね…朝起きたら、リビングに知らない人が来ている、という(笑)。
実家の母が好きではなかったというのは、この感じか、と納得もしました。
それでもやはり、子育てしていく上でのメリットは、感じたものです。
開かれた家
休日の早朝とか、夜遅くまでとか、家族でくつろぎたい時間帯に、近所の大人や子どもが勝手に遊びに来るのは、私としてはナシですが。
放課後や、休日の昼間に、気軽に集まって遊んでくれるのは、いいものです。
子どもの家以外での姿も見られますし、友達の顔もわかりますし。
何より、子どもたちの表情が、生き生きとしています。
前に、義父が言っていました。
「子どもの友達が来るのは、預かる責任もあるし、騒がしいし、おやつ代もかかるし、手間のいることだ。
でも、友達が来てくれるということは、そんなものには代えられないぐらい、大事なことだ」
私も、同感です。
子どもたちが、家族だけでなく、いろんな人と楽しく過ごせて、居心地がいい家にしたい。
娘や息子のお友達が、ちょっと困ったときに頼ろうと思えるような、家でありたい。
私にとって、無理のない形での、開かれた家を作りたいと思っています。