日々の「節約」は、すぐ挫折するタイプです。
だから、この一節は肝に銘じたい。
節約とは1円でも安いお店を探すことでも、ティッシュや洗剤の量を減らすことでも、安ければいいと身体によくない食べ物を摂ることでもないんですね。
節約とは限りあるお金をどんなふうに「遣う」かを考え抜く知的な行為なんですね。
私も年金が潤沢に受け取れる予定ではなく、お金への不安がないとは言えません。
そんな中で、こうして実際に暮らしていけると知ることは、安心感につながります。
もちろん、すべてを彼女と同じようにはできないけれど…。
洋服のリメイクやDIYには気が乗らないし、魚料理も苦手です。
でも、大きな固定費の見直しや、買い物の欲望とのつきあい方は、今からでもできそうですし。
シンプルメニューの自炊やスイーツ断ちも、ひとり暮らしなら楽しめるかもしれない、と思いました。
今は家族で暮らしを合わせるライフステージで、時間やお金の使い方も、優先順位が変わってきます。
私にとっては、即効性のある本ではなく。
未来の選択肢を広げて安心させてくれる、先達からのメッセージでした。