【読書スポンサー様】横浜コインランドリー(泉ゆたか)

今回の読書スポンサー様は、 くらもと えつこ さんです。

『愛され家計簿』をはじめ、さまざまにノートを書かれている えつこさんは、

言葉のひとつひとつに、丁寧に愛を込める方。

本を贈っていただいた際にも、私が心から楽しめるようにと、

愛あふれるメッセージを添えてくださいました。

そしてこちらは、おなじみ 比嘉教子 ひがっちさんの、

「終わってほしくない! と思いながら読んだ」という、おすすめの1冊。

推しの推し本を、推しに贈ってもらって読む・再び!

幸せな読書タイムです。

【横浜コインランドリー(泉ゆたか)】

“コインランドリー”、です。

舞台も、読んだあとに満ちる気持ちも。

心のモヤモヤや汚れを、洗い落とすだけの“さっぱり”ではなくて。

仕上がった“ふんわり”を纏う、物語。

「ああ、この幸福な時間が終わっちゃう…!」

と、残りのページを指に感じながら、読みました。

そう、お洗濯は、いつか終わる。

いつまでも、洗いっぱなしにはできないのです。

綺麗に洗ったお洋服は、着てあげたい。

ふかふかのタオルは、使ってあげたい。

それらと同じように、柔らかく仕上がった心と体で、

今日までのモヤモヤを取り去って、また明日を生きてゆきたい。

洗い上がりには、新品とは違う、丁寧な美しさがあります。

人間は、新品に買い替えることはできないから、

ときにプロの手を借りて、しっかり洗って乾かして、人生の道程に再び送り出す。

そのくり返しで、きっと人にも、豊かな風合いが生まれてゆくんですね。

傷や汚れを恐れず、社会を歩きたいと思いました。

“洗濯は、生活の大事な一部”だから。

“定期的に、習慣にするもの”だから。

何度でも、行けばいい。

私にとっての、

あなたにとっての、

“ヨコハマコインランドリー”へ。

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