私、家事が嫌いです。
やっと自覚できたのは、ここ1〜2年ぐらいのことですし。
こうして素直に口に出せるようになったのは、本当に最近のような気がします。
実生活はもちろん、ブログ上でさえも、なかなかはっきりとは言いづらく、ぼんやりと「嫌いだし苦手だし」にとどめていました。
子供時代の私にとって、実家の母がスーパー主婦だったことも、理由のひとつです。
もちろん、実際のところはわからないし、当時の母と同じ立場になってみると、感じるところはいろいろあります。
でも、自分も結婚してお母さんになったから、ちゃんとやらなきゃ、と思っていて。
だけど母のようにはできない。
子どもの頃だって、母が喜んでくれるようには、家事を手伝うことはできなかった。
だから苦手意識が強まる。そして嫌いになる。
ふり返れば、そんな気持ちだったかも。
そんなこんなで苦しんだあと、こうして文章を書き始めてから、いろいろ試したんですよね。
断捨離、ミニマリスト、シンプルライフ。
心の前提を変える、ありがとうを唱える。
効率化や小技を試す。
物理的にも心理的にも、楽にしよう、と。
そうして空いた分を楽しめるように、いわゆる「ていねいな暮らし」をなぞったりもしました。
結果!
「やっぱり家事は嫌いだし、やらなくてすむならやりたくない」!
身も蓋もない!
ただ、洗い物がたまったら嫌だし、埃やゴミを放置して虫が出るのは耐えられないし、何かは食べなきゃならないし。
いま生きる上で、必要最低限な家事というものは、どうしようもなくある。
そのとき、毎日「嫌だなあ」「やりたくないなあ」と思いながら過ごすのは、嫌だ。
なので、その“必要最低限”を、なるべく楽しめるようにしたい、というのが今の結論です。
やってみて楽しかったら、そこは深めればいいし。
嫌だったら、必要最低限ですっぱりとやめて、違うことに時間を使う。
暮らしの丁寧さを無理に求めて、プラスαで家事をして、楽しもうとしない。
家事だけでなく、人生全般でもっと積極的に、「楽しい」を取捨選択してもいいんじゃないかな?
今は、そんな段階に立っています。