モヤモヤすることがあったので、今までと違う対処法を試してみました。
【“モヤモヤちゃん”とお話ししてみる】
私は結婚してから、旦那さん側の家族と一緒に住んでいます。
で、わが家で今のところ「いちばん気が弱い」かつ「いちばん時間の融通がきく」のが私なので、
何かと物事を頼まれたり、「よろしく」と投げられたりすることが多いんですね。
もちろん、私がやったほうがいいこと、やるべきこともありますし。
私主導ではなくても、子どもに関わることだったら、やっておいたほうがいいかな…という場合もあります。
なので、それはよいのですが。
「あなたがやるのが当然だよね」な感じで投げられると、それが正論でも、なんだかモヤモヤしてしまうんです。
今までは、そんなモヤモヤを、旦那さんに聞いてもらうとか、おいしいものを食べるとか、本を読むとか…
そうやって「発散」しようとしてきたのですけれど。
いや、今こそ私の空想癖を使うべきときでは!?
ということで今回は、私の中にやってきた“モヤモヤちゃん”と、お話ししてみることにしました。
“モヤモヤちゃん”は、綿菓子雲みたいな形をした、私より年下のちっちゃな女の子。
まずは隣に座って「そうだよね、モヤモヤするね、つらかったよね」と、優しくヨシヨシしてあげます。
しくしく泣いていたモヤモヤちゃんも、心を開いておしゃべりするうちに、苦しさの正体が見えてくる。
私がモヤモヤするときは、
- 何が引っかかっているのかわからない
- 言葉にできない
- 話したくても聞いてもらえない
のが大きくて。
今回の場合は、相手から「相談される」という段階がなく、決定後の投げかけだったので、
こちらの気持ちや事情を考慮されていない=対等じゃない感じがして、イライラに繋がりやすかったんです。
やってきたモヤモヤちゃんを「ああ、私いまモヤモヤしてるな」って受け止めてあげたら、
消化できなかったものの正体を言語化して、理解して、受け入れることができました。
モヤモヤちゃんは、最後にはすっかり笑顔になり、風呂敷包みを背負って、夕日の沈む地平線へ向かって旅立っていきました。
たくさんおしゃべりしたあとだったので、思わず
「モヤモヤちゃん、元気でねー! また来てねー!」
って別れを惜しむところだったのですが、
#いやモヤモヤまた呼んだらアカン
はたと気がついて、笑顔で見送るに留めたのでした。
なんだか気持ちがすっきりしています。
次にモヤモヤしたときは、もう少し年上の“モヤモヤくん”を呼んで、
「今日のゲストはモヤモヤくんでーす!」って、一人対談してみようかなあ。
外に出す「発散」だけでなく、内側で「消化」する方法も、上手に使っていきたいです。
つらいことや悲しいことも、発散して自分の力を取り戻したら、ゆっくりと噛みしめて味わって、消化していく。
そうすると、いつか「昇華」される瞬間がやってきて、すごく喜ばしい気持ちになるんですよね。
この「昇華活動」は、実に人間らしい営みだと感じています。