以前、講座に参加したときに、
「あなたが興奮することは何ですか?」
そう訊かれたことがありました。
そのときは、
「読書だったり人間関係だったりで、“繋がる”瞬間」
と答えたのですが、なんだかちょっと違和感があったので、改めて考えてみました。
【その瞬間を愛している】
確かに“繋がる”も、好きなんだけれど。
物語のエピソードが繋がる、
学びと経験の点が繋がる、
人と人とがベストに繋がる…
だけど、私が興奮するのは、点と点を繋ぐ過程ではない。
あるべき形に繋がった! の瞬間が、いちばん興奮するから、
繋がるというよりは、ぴたりとハマる、が近いかもしれない。
隙間に水を流して世界を繋ぐのじゃなくて、
空白にぴたりと合う形のものを見つけて、完璧な世界を完成させる瞬間。
#パズルのような
#小説の伏線回収のような
#行動と現実が噛み合ったような
永遠ではなく、その瞬間にしか存在しない完璧だと知っていて、その一瞬を味わうとき、すごく興奮します!
言葉にするなら“調和”“ハーモニー”かな。
それも、一瞬の調和。刹那のハーモニー。
そういえば、コーラスやオーケストラの、美しい音の重なりが好きだし。
本棚の本が、高さも厚みも色合いも、ぴたりと気持ちよく収まると、快感だし。
最近はまっているデジタルコラージュも、
表現したい素材と配置が、これ! っていう場所に収まると、たまらなく気持ちがいい。
言葉にしても、ぴたっとハマる表現を見つけた瞬間、めちゃくちゃ興奮する!
――こっちだな。間違いなくw
次に同じ質問をされたときは、
「調和する瞬間です!」
って、満面の笑みで、答えようと思います。