“感覚を磨く”とは

中山 麻妃江 さんの、

御神籤オラクルカードリーディングで、いただいたメッセージ。

「よく噛んで味わい、口に入れたときの心地よさを、深く感じる」

を意識してみて、気がついたことがありました。 

【“感覚を磨く”とは】

「素材の味は、実はそんなに好きではないけど、食べられないわけじゃないし、

味つけによっては好きなメニューがあるから、

嫌いだと意識していなかった食べ物があった」

のですよ!

たとえば、私は昔からレーズンが嫌いで、何に入っていても、たいがい苦手。

そういうものは、しっかり「嫌いな食べ物」「苦手な味」に、分類されているのですが。

無意識に置き去りにしてきた、好き嫌いの感覚が、まだあったんだなあ…って。

今回気づいたのは、にんじん!

私、にんじんそのものの味は、実はそんなに好きじゃなかったのです。

でも、千切りされたサラダや酢の物のにんじんは、何とも思わず食べていたし、

キャロットラペやグラッセは、おいしいと思っていたし、

カレーやおみそ汁、炊き込みご飯やちらし寿司の具としては、好きだったし。

何より、子どもの頃、にんじんとは、

「苦手でも嫌ってはいけない栄養価の高い野菜」の、代表格だったし。

「好きでも嫌いでもない」に、カテゴライズしていたけれど、

実は素材の味は嫌いで、味つけ次第で好きになれる存在だったんです。

気づいた。とはいえ。

だから、これからはにんじんを嫌いだと公言しようとか、嫌いを克服しなければ、とかじゃなくて。

同じ「にんじん」という存在でも、これはおいしい、好き、これは苦手、嫌い…

その感覚を、細やかに捉えるのが、今の私に必要なことなのだろうな、と。

同じパターンで、きのこもありました。

きのこ料理は大好きなんだけど、エリンギやしめじも、そのものの味は好きじゃなくて。

えのき、しいたけ、まいたけの味が好き。

でも、ソテーや揚げ物、ご飯や汁物の具にしたら、どのきのこも、等しくおいしくて好き。という。

食材ひとつひとつの感覚を味わっていくのは、子どもたちに向き合うときの気持ちと、すごく似ていました。

ひとりひとり、そのときどきによって違う状態の子どもに、

「私が差し出せる最善は、何だろうか」と、考えて動き続けた気持ち。

何かに対する感覚を磨くと、ほかの物事に対する感覚も、連動して磨かれていく。

その鍵となるメッセージを、今回いただいたのだと思いました。

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