ブックフェスに行ってきました!
ご近所で開催のマルシェ、今回は本がテーマなのだとか。
これは行くしかない!
というわけで、意気揚々とくり出しました。
大きなリュックに、水筒とお財布とスマホだけ入れて。
買った本を入れるためだけに、リュックを引っ張り出してきましたよ。

今回遊びに行ったのは、
「SEE SEA BOOK FES」。
光が差し込んでいます。

ゆったりと椅子やテーブルが並んだ空間で、
台に並べられた古本たち。
こちらは地域の方々から集めたものだそうで、
懐かしいものもたくさんあった!


そして、本日の私的メインイベント・その1。
本屋さんの、出張販売!
ほかのお客様のお顔が写ってしまうので、写真は載せられないのですが。
上の会場写真の右手の壁に、県内の書店が3店舗、ブースを構えています。
ちっちゃなマルシェの、長机2つぶんくらいのスペースに、
書店員さんの推し本が並ぶわけですよ…!
これがめっちゃよくて!
本屋さんという、普段の広さではなく、
限りある小さなスペースに、わが店のオススメ本を、どう持ってくるか。
そんなの、書店員さんの愛しかない空間っ…!
で、ほくほくと買ってきた子たち。

では、各ブースごとに、ご紹介します!
まず、勝木書店さん。
*勝木書店*
昔から県内にあって、いちばんお世話になってきた本屋さんです。
私の読みたい本リスト、見ました!? っていうぐらいに、
「あ、これ!」な一冊が並んだラインナップ。
気さくなおじさまとお兄さんが、かわるがわるオススメを語ってくださいました。
さんざん悩んだあげく、こちらをお迎え。

勝木書店の本屋大賞。
「適当なんだけど、それがまた人の心に刺さったり、背中を押したりするんですよね」
とのこと。

「いいですよー、感動しました」
書店員さんがまっすぐに言う本って、いいですよね。

お会計をしようとして、目に入った一冊。
これ、ずっと気になってたんですよね…!
「実は、これは今回イチ押しで。
タイトルがちょっと物騒なんで、持ってくるの悩んだんですけど、
でもすごくおもしろいんですよ」
と言われたら、もう買うしかない出会い(笑)。
ブックカバーもたくさんあって、わくわくと選んできました。
思いがけず、正和堂書店さんの牛乳石鹸カバーもゲットできた!
次は、新幹線の開通とともに、新しくできた公設書店さんです。
*ちえなみき*
陳列も余白がたっぷりで、アートな空間でした。
本というものの自由さを感じる。

このちっちゃい本!
「これ読めるんですか!?」って、思わず聞いちゃった。
ほんとに中身が書いてある。
作家さんが、一冊一冊ていねいに作っておられるんだそうです。

これは新見南吉さんの裏表紙。

薄い紙のカバーに、屏風折りになった本文が入っています。
本って、こんな形でもできるんですね!

また、こちらは無料配布しておられた、
「本を片手に、地元の町を歩く」マガジン。
こういうの、好き!

最後は、セレクト本屋さん。
ほんわかしたお話が好きだという女性店主さんが、穏やかにオススメしてくださる本は、
ほっこりと温かいものから、人間の深いところにぐっと響いてくる一冊まで。
買って読むには自信がなかった、深みのあるご紹介本は、読みたい本リストに入れました。
実際に購入してきたのは、

本好きさんが思わずニヤッとしちゃう仕掛けが、随所にある一冊だそうです。
楽しみだなー。

こちらも、本好きさんに人気の漫画。
「新刊はまだですか!?」と、いちばん聞かれるんですよ、って。

ピンクの本。
「元気が出る本です」って。確かに…!
いやー、良きお買い物でした。
じっくり話しながら選べるのは、フェスならではの雰囲気ですね。
そしてそして、私的メインイベント・その2が、書店員さんによるトークセッション!
これがまた楽しかった…!
前述の3店舗の方々が、オススメの本を語ってくださるひととき。
本にも興味津々なんだけれど、書店員さんたちの表情が、もう大好き!
自己紹介では朴訥に、やや遠慮がちに話していたのが、
本の紹介になると、言葉があふれてきて、目がきらきらしているのが、いい!
ずっと聞いていたい、本の話。
その会話を肴に、一晩飲み明かせると思う。
めちゃくちゃ楽しいと思う。
トークセッションのあと、買った本を、のんびりと読みました。
書店ブースの真ん前の、椅子に座って。
ぎゅうぎゅう満員のフェスじゃないから、できたことかもしれない。
まばらに出入りする人の流れが、ほどよい静けさで。
ふと顔を上げると、嬉しそうに絵本をさわる子どもの姿や、
楽しそうに本をオススメしている書店員さんが、目に映る。
ああ、地球はなんて平和なんだろう。
お店の人とおしゃべりして、本を買って。
その本をその場で読んで、
「おもしろかったですー! ありがとうございます!」
と伝えられるのって、なんて幸せなんだろう。
ずっしりと重たいリュックも、喜びの塊です。
また行きたいな、ブックフェス!
本をオススメしてくださった書店員のみなさま、ありがとうございました!