「いってきます」の重み

久しぶりに、長女をきつく叱りました。

朝、家を出るときに「いってきます」を言わなかったから。

私自身、親になってからは特に、挨拶は大切なコミュニケーションだと感じていて。

中でも、「ありがとう」と「ごめんなさい」は大事だと、子どもたちに伝えています。

ただ、「おはよう」「こんにちは」「ただいま」などの挨拶は、外に対して声を出すハードルが高い子もいますし、家でも気持ちや体調によって、必ずしも元気な声が出るわけではありません。

なので、「ありがとう」「ごめんなさい」以外は、頭を下げたり目線を合わせたりしてくれれば上出来かなと考えていて、「大きな声で、はきはきと」を求めてはいませんでした。

ところが、「いってきます」がなかったことが、予想以上に腹立たしかったんです。

それはたぶん、家を出ていくときの挨拶だから。

黙って出ていかれて何かあったら、子どもが学校に向かったのか、そうではないのか。

家出をしたのか、どこかで何かあったのか、わからなくなります。

「いってきます」の一言があれば、いつものように今から家を出るんだな、と伝わるので、親はひとつ安心なんですね。

朝は感情的になってしまいましたが、帰宅後には娘に謝って、きちんと気持ちを伝えました。

今まで気づかなかったのですが、私の中での挨拶ランキングは、どうやら、

  1. ありがとう
  2. ごめんなさい
  3. いってきます
  4. いただきます、ごちそうさま
  5. おはよう、こんにちは、おやすみ、ただいま

こんな感じみたいです。

そういえば、旦那さんは、「いってきます」は必ず言うし。

子どもたちの送り出しも、保育園は親の送迎で、小学生の間は集合場所や学校まで送っていたので。

玄関から出ていくのは、中学生になった長女が初めてでした。

自分の新しい価値観を知った出来事です。

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