長女をサポートしていく上で、これからの方針に決めた、「本人の前で代弁者にならない」こと。
中学校の先生とは、それなりに会話と調整ができている様子です。
最近はもう一歩進んで、部活動の欠席連絡・飲食店での注文・美容師さんへのオーダーは、自分でしてもらうことにしました。
戸惑いながらも、自分の言葉で伝えようと頑張る娘は、頼もしいです。
でもやっぱり、電話連絡はいちばん苦手なようですね。
1人1スマホの時代ですから、まず「誰が出るかわからない電話にかける」「挨拶をして取り次いでもらう」ことのハードルが高いみたいです。
ああ言ってこう言って、誰々が出たらこうで…と、何度も確認してから挑んでいます。
私は固定電話の時代なので、小学生でも、
「こんにちは、○○です。△△ちゃんはいらっしゃいますか?」
ぐらいはテンプレートになっていて、成長するにつれて「夜分に恐れ入ります」「いつもお世話になっております」などの挨拶を覚えていくものだと、意識もしていませんでしたが…。
学校や塾への電話連絡は親がする決まりで、本人は友達と直通のスマホのみということに気づいたとき、「練習せねば!」と思いました。
今なら相手は、先生か知り合いの大人ぐらいなので、電話口でもたついても言い間違えても、仕事上の大きなミスに繋がるような状況じゃないから…と。
私も電話は得意ではないけれど、人づきあいには、やっぱり慣れって大きいと感じてきたから。
長男にも、レジでの買い物や、担任の先生との話など、少しずつ挑戦してもらっています。
この「代わりにやる→手伝う→自分でできる」という流れは、赤ちゃん時代には、無意識にできていたはずなんです。
ひとりで着替えたり、ごはんを食べたりできるようになる中で、ごく自然に。
でも、小学校に入学して、一通りの支度や勉強ができるようになると、毎日の生活には困らないからでしょうか。
社会に出て自立していくために、体験しておいてほしいことや覚えていてほしいことが、意識しないと子どもに繋げなくなっていました。
日々の学校生活のサポートで精いっぱいだったけれど、社会に出るまでを見据えて、もっと視野を広げていきたい。
最近、そんなふうに心がけています。