一〇一歳の習慣(高橋幸枝)

高橋さんの本、前回のがおもしろかったので、2冊目です。

前回は100歳でしたが、今度は101歳!

お元気で過ごされていて、すごいなあと思います。

とはいえ、「100歳を超えてから、自由度がぐんと下がったような気がします」という高橋さん。

若いときは、手間がかかることは「早く終える」「効率よくこなす」「うまく片づける」ととらえていたのだそうです。

ところが現在、出かけたいときには誰かに同伴を頼み、歩くときは転ばないように心がけ、誰かと会うときは補聴器をつけ…。

日常生活のほとんどが、面倒で手間がかかることの連続だ、と。

それを高橋さんは、「すべて自分のからだを守ることでもある」ととらえ、

「手間がかかること」を、楽しむ。

「面倒なこと」にかける時間を、愛しむ。

そんなふうに、過ごしています。

今の私にとって、手間をかけるかかけないかは、自由に選べるもの。

いずれ、ひとつ体を動かすにも手間をかけざるを得なくなるというのは、ずっしりと重みのある真実でした。

「手間がかかること」に費やす時間を、無駄と見るのか。

人生の大事な一瞬として、愛しむのか。

決めるのは、あなた自身です。

私も、生きる手間を愛しみ、楽しめるおばあちゃんになりたい。

そのために、

  • 周りの力はうまく借りる
  • 明るい色から力をもらう
  • からだはこまめに使う
  • 自炊にしがみつかなくていい
  • 寒い場所に、身を置かない
  • がんとも一緒に仲良く生きる

これらのことも習慣づけながら、歳を重ねたいです。

また、今すぐやってみよう! と思ったのは、こちら。

  • 一日に何度か空を眺める
  • 天気の悪い日ほど、微笑んでみる
  • 布団から飛び出したくなる楽しみを用意する
  • からだと話をしていますか?
  • 長寿の秘訣は、挑戦、節制、適度な負荷

少しずつ、老いを意識し始める40代だからこそ。

心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

ウィリアム・ジェームズの名言のように、小さなひとつずつを積み重ねて、これからの私を作っていきます。

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