心屋仁之助 最初で最後の講演録(心屋仁之助)

心屋さんの本がおもしろいなと思ったので、講演録も読んでみました。

実際の講演は聞いたことがありません。

臨場感たっぷりの中身だったので、ちょっぴり体験できてよかったなあと思います。

魔法の言葉

講演内容に、210個の魔法の言葉、というのがありました。

「自分の本当の心を、頭が押さえつけていて、魔法の言葉を口に出すことで、それが外れる。

体が先に反応して、笑い出したり泣き出したりする。」

ということだったので、これはぜひやってみよう! と、読みながら一緒に声に出してみました。

結果…

あれ? 涙も笑いも出なかったんだけど…

と思いながら「涙が出た人は~」のくだりを読み。

「泣けなかった人、何ひとつ涙が出なかった人」

あ、これですね。

ここまで泣けなかった人は残念ながら幸せなんです。

残念ながら幸せだったんです。

だから、もう悩まなくていい。

もう不幸なふりしなくていい。

もう問題があるふりを、問題を解決して、難しい顔をして生きることが真剣に生きることだとか思ってた人もいると思うけど、関係ないから。

もうヘラヘラ笑って生きてください。

読んで、笑っちゃいました。

私はすでに幸せだった

何となく、わかってはいましたけど(笑)。

愚痴ばかり、ため息ばかり、笑顔が減った。楽しくない。十分に恵まれているはずなのに、充実感がない。ただ日々を過ごしているだけで、生きている感じがしない。

これまでの人生でも、挫折は多々ありましたが。

今回、いよいよ追いつめられて。こんな自分は嫌だと思って、幸せになりたいと思って、助けを求めて、今のカウンセリングの先生に出会った。

そこからたくさんの人に出会って、本に出会って、出来事に出会って…ほんの2、3年しか経っていませんが、私って幸せなんだと思えるようになりました。

頭ではわかっていても心が晴れなかった昔の私ではない。

理屈でなく、心で理解できるようになってきた、今の私がいます。

そりゃ幸せに間違いないです。こんなブログも書いているぐらいですしね。

じゃあ、なぜ私は、これまでヘラヘラ笑って生きられなかったのでしょう。

「自分軸」ではなく「他人軸」だった私

周りの目が怖かったからです。他人を気にしていたからです。

たとえば、私は専業主婦なので、家事と育児の空き時間にのんびり過ごすこともできたはずでした。

でも、私は仕事をしていないから、収入がないから、のんびり楽しんではいけないと思っていて、忙しく過ごしたり、家族に対しても大変そうな顔をして暮らしていました。

たとえば、実家に帰省してゆっくりさせてもらっているとき、母が忙しそうで、口では「休んでていいよ」と言ってはくれるものの、機嫌が悪いとき。

私は別にかまわずくつろいでいてもよかったし、一言「休ませてくれてありがとね」と言っておけばよかった。

でも、自分だけ楽にしていたらどう思われるか不安で嫌だったので、私も忙しそうに子どもの世話をしたり、疲れた顔をしたりしていました。

なんて不自由で、なんて楽しくない生き方なんでしょう!

今は、働いて帰ってきた旦那さんに「おかげで今日はゆっくりできたんだー。ありがとう」と話せるようになってきたし、

忙しそうな実家の母にも「のんびりさせてもらってありがとう、癒されるわー」と言えるようになってきました。

完全ではないですが、前よりずっと自由で、幸せです。

そんな今の状態を「私は幸せだった」と再確認でき、証明してくれた1冊でした。

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