てぃ先生が子どもたちを綴った本は、「きょう、ほいくえんでね…!」も、「ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。」も、楽しく読ませてもらいました。
今回は、パパママに向けた、子育てのスゴ技集です!
そのスゴ技数、なんと135個!
技ひとつにつき1ページで、解説も10行ほどなので、忙しいパパママでも読みやすそうです。
おまけに、どれも具体的で、すぐに試せて、すごく実用的な子育てアドバイスになっていました。
言わないように気をつけているのに、余裕がなくなると口をついて出てしまう「早くして」「ちゃんとして!」。
ああ、また言ってしまった…と自己嫌悪に陥るし、言ったところで解決しないからイライラも募ります。
言わなくても自分から動いてほしいと願いながら、モンテッソーリ教育の本なんて、ぱらりとめくってみたものの…。
素晴らしい、でも我が家には中1・小3・年中の子どもたちがいる。それぞれに腰を据えて取り組む余裕と気力が出てこない。
これがせめて、長女を生んだ頃だったなら、もう少し積極的になれただろうに。
そんな私にとっては、読みやすくてやりやすい声かけや小さな行動は、まさに救世主です。
こういう本を見るたびに、長女の頃から知りたかったなあ、やりたかったなあ…と息を吐きます。
次男なら、まだいけそうです。長男も、ものによってはノッてくれるかな?
さすがに中学生には通じないだろうな(笑)。
でも、技そのものは使えなくても、母親自身が子育てを楽しむ気持ちを育んだり、子どもとの向き合い方を意識したりするのに、有効期限はないと思うんです。
我が子たちも、小さかった頃と比べて、手のかかる部分が変わってきました。
大きくなるほど、それは見えにくくなる気がします。
成長に甘えて、手を止めて向き合わずに、ながら対応をしてしまうこともあります。
そんな私を、子育ての根っこにスイッと引き戻してくれる、てぃ先生の本でした。