自立に向かって

長女は、この春から中学生になりました。

年齢に合わせた学校生活のサポートのために、支援機関の方々と、いろんな話をさせてもらっています。

その中で、私が特に気をつけようと思ったのは、

「本人の前で、代弁者にならないこと」

です。

娘が不安定だった頃や、自身の気持ちを伝えることができなかった時期は、同時に周りからの理解も浅く、私の手助けは確かに必要でした。

代わりに思いを伝えたり、間に立ってコミュニケーションを図ったりすることも多かった。

けれど、その時期は、もう終わりです。

これからは、娘がひとりの大人として、社会に出ていくための準備期間でもあります。

あたり前ですが、いつまでも親が隣に立つことはできないのだから。

突き放すのではなく、行って帰ってこられる居場所として、安心感をあげるのが、これからの私の役目なんですね。

なので、娘のいないところで、補強的に状態や気持ちを伝えるサポートはよいけれど、本人の前で親が代弁してしまうことだけはしないよう、意識しています。

長女は今でも、慣れない相手を前にしたときや、言いにくい話題のときは、私の方を見て話します。

不安でいっぱいで、私の同意と代弁を求めているのが、痛いほど伝わってきて。

親の口から話した方が簡単なことも、たくさんあるけれど、じっと我慢。

「大丈夫だよ」と、娘が話しやすい環境を整える方に、力を注ぐことにしました。

自立に向かって、親子のステージが進んでいます。

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