こちらを読んで、「写真の整理をしよう」と決めてから。
データになっているものと、紙で残っているものを、すべて出してきました。
いくつものメディアに分かれて保存されていたものを、ひとつにまとめて。
デジタルフォトフレームで、いつでも楽しめるようにします。
紙の写真は、私の子ども時代から、直近の長女の卒業式まで、すべてを整理整頓して、アルバムに入れ直しました。
台紙に入っているものは、そのままで。
いつでも手に取って眺められるように、リビングの棚に収納します。
私が子どものときは、写真はまだ貴重なものだったのか、大切にしまわれていて、たびたび見返すことはありませんでした。
それでは写真たちも寂しいかなあと思ったので…。
家族でアルバムをめくり、思い出をふり返りながら、わいわいおしゃべりする方が楽しいな、と。
縦向きも横向きもそのまま入れられるサイズのポケットリフィルが、バインダー式で入っています。
1000枚まで収納できるそうで、まだ余裕がありました。
さらに、中からお気に入りの写真を選び抜いて、大切な手紙と一緒に、特別なアルバムに収めます。
眺めるだけで、心が温かくなったり、元気が湧いてきたりするものだけが詰まった、気軽に持ち歩ける本のような。
万が一のときは、この1冊さえ持ち出せば、私の思い出と幸せは色褪せないと確信できるような。
人生に寄り添ってくれる、私のためだけのアルバムです。
何十年分の思い出が、すっきりと手元に残りました。
この整理期間には、頭痛に見舞われたり、混沌とした夢を見たりすることが、たびたびあった私。
たぶん、取り込む情報量が多くて、体から溢れていたのでしょう。
片をつけたら、心もすっかり軽くなりました。
思い出の品だからといっても、ただ歴史のままに堆積していくだけでは、やはりどこかで、重荷にもなっていくのですね。
「今」をきちんと味わい、生きていくためにも、むやみに過去を積んだままにするのはやめることにします。