気軽に読めそうだな、と思って開きました。
30代の、すーちゃんとまいちゃん。
「あ、わかる」「うんうん、そうだよね」と、共感の連続でした。
特別な何かが起こるわけではないのですが、人生それなりにいろいろあって、今日もこうして過ごしている。
そんなすーちゃんの日常を見て、ほっこりします。
共感しながら、元気をもらいました。
ぐんぐんパワーが湧いてくる! という感じではなくて、じわじわと気持ちを温めてくれるような1冊。
その自然体の温かみは、最後のすーちゃんの台詞に集約されています。
でも
違う誰かのようになりたいと思わないのは
いい気分だ
「変わらなきゃ」「私らしく」「あるがまま」といった、人生のあり方を啓蒙する言葉は、世間に溢れているけれど。
あたしでいい
あたしでいいっていうか
あたしも悪くない感じ
すーちゃんの、この素朴なシンプルさが、素敵です。