素敵に歳を重ねる

YouTubeで、久しぶりに千秋さんを見ました。

昔テレビに出ていたイメージの、ほとんどそのままで。

歳を重ねてはいるけれど、可愛らしさの系統は一緒なんだと思いました。

それより感動したのが、歌声の変わらなさです。

ポケットビスケッツ時代の曲を歌っていました。

20年間、声質も声量も、歌唱力も保っている。

むしろ、昔より深みがあって、伸びやかにすら聴こえます。

しばらくして、テレビで篠原ともえさんを見ました。

現在は、デザイナー・アーティストとして活躍されているそうです。

昔のシノラー姿のイメージしかなかったので、しっとりと落ち着いたファッションに驚きました。

素敵な女性の趣なのだけれど、笑ったときの瞳が、昔の元気いっぱいキャラの頃と同じ。

柔らかな魅力に溢れていました。

千秋さんや篠原ともえさんを、毎週のようにテレビで観ていた頃、私は10代。

当時は彼女たちの魅力が理解できず、自分からはもっとも遠いところにいるキャラクターのように感じていました。

それから互いに、倍以上の年齢になり。

今また見つめる彼女たちは、変わらない部分と変わった部分とを併せ持ち、とても身近な存在に思えます。

時間の積み重ねを、魅力にできる人たちなんだなあ…と。

私は、彼女たちのように時を重ねて、大人になれているだろうか。

消してしまいたい過去の恥はたくさんあって、それでも自分には必要なことだったのだ、と思える程度にはなったけれど。

「この私がいたから、今の私があるんだよ!」と、笑って話せるレベルには、まだ遠いです。

人生の先達の輝きを見たり、同世代の活躍を目の当たりにしたりするのは、いい刺激になります。

素敵に歳を重ねていきたいな。

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