こういう少女漫画風の本、小学生の頃、よく読みました。
占いや心理テスト、おまじないに恋愛体験談…。
現代っ子にも愛されているんだなあ、とよく見たら、まさかのアドラー心理学!
最初のアドラー心理学本もわかりやすかったけれど、こちらはさらに、気軽に理解できる内容です。
“共同体感覚”を“つながり感覚”と言い換えたり、小中学生女子の具体的なお悩み例がたくさん載っていたり、とにかく実生活に落とし込みやすい。
子ども時代からアドラー心理学を実践できたら、ずいぶん生きやすくなりそうな気がします。
簡単な文章で語られている中に、心惹かれる一節がありました。
自分にイヤだなと感じる部分や受け入れがたいなと感じる部分があっても、人とつながりたいという目標のために自分なりに一生懸命に生きてきたのが今の自分なのです。
(中略)
そして、ほかの人も自分と同じように居場所をつくるためにがんばっているんだな、と考えてみてください。
今まで、ほかの人のイヤだなと感じていた部分も受け入れやすくなるでしょう。
まさにその通りで。
他人のどうしても嫌な部分や苦手な部分はあるのだけれど、無理に好きになるのではなく、
「そういう生き方もあるよね」「この人も頑張っているんだな」
と、フラットに受け入れられると、自分も心が軽くなるんです。
アドラー心理学、もっと暮らしに活かしていきたいと思います!