タイトルがキャッチーで、手にとってみたのですが。
帯の「こんな人」がことごとく当てはまっていて、これは読むしかないか…! と。
ハウツー本的なものは、実は苦手です。
読み物としてはおもしろいのですが、実践しようとすると、
「あれもこれもしなければ!」
と、キャパオーバーになりがちで、結果投げ出しがちなのです。
こちらも参考に読ませてもらいつつ、これまで出会った人たちと照らし合わせて、「なるほど確かに!」と膝を打ちつつ。
今の環境だと“信頼を得る”“良好な関係を築き上げる”ほうが多いので、
相手を見抜くことよりも、逆説的に、自分がどう見られたいかに活かせそうだな、と思いました。
待ち合わせの仕方や、気づかいの示し方、親密感を演出する方法などは、良き関係を深めたい相手に。
人間関係を円滑にする演出としては、
約束の時間に遅れそうになったら、それ以上の時間を告げる。
正しい言い訳は、「理由」+「反省」+「決意」の三段論法。
ヤクザや政治家など、自分を高く売ることで他と競う人間は、相手と対峙して座ることが多い。
逆に僧侶や保護司は、無意識に対座を避け、相手の右が左に着座することが多い。
などが勉強になります。
そして、苦手な相手と対面するときに、めちゃくちゃ使える! と思ったのが、
相談されたときは、親身になって話を聞き、「相づち」だけを打つ。
主導権は「問いかけた側」にある。
会話の先手を取る。
口火を切った相手の雰囲気に合わせるのが人間心理。
などでした。
必要以上にふり回されないためにも、意図的にこちらが主導権を握れるような行動や会話ができたら、自分の身を守れます。
少しの知識があるだけで安心感が増して、苦手な相手とも落ち着いて上手につきあえるようになるなら、有効な学びです!