わが家の子どもたちは、自分の気持ち、特に「してほしいことを伝える」のが苦手でした。
【「好き」とか「ほしい」を口に出す】
語彙力や感情理解力というより、
「伝えても大丈夫かな?」「嫌われないかな」
「叱られないかな」「困らせないかな」の、心理的ハードルが高い気質のようで。そのために、緘黙やパニックの症状が出たり、察してちゃんになったり、
逆に、ぶっきらぼうな単語でしか伝えられなかったりするんです。
私も似たような生き物だから、その恐怖感はわかるのだけれど。
スムーズに伝えられたほうが生きやすい、とも思うので、
「お母さんはテレパシーないから、お口で教えて?」
「してほしいときは、○○! って言わないで。
○○してちょうだい。って言われる方が、お母さんは嬉しい」
と方法を説明したり、
「○○したい、って言われたら、お母さんはいいよ! って言うよ!」
のように、否定しないから大丈夫だよ、という未来を先出しして、
安心感を伝えたりしてきました。
子どもたちは素直な頑張り屋さんですし、成長もすごくて、
年々、確実に人生スキルが上がっているなあ…と感じています。
ところが、そんな偉そうなことを考えている私が、いちばんできてないじゃん!
ということが、あったんです!
#先月のプペルバレエ行きたい件もそうだったけど!
旦那さんは、仕事で家を空けることが多いのですが、
最近よく、たまの帰宅時に、コンビニスイーツを買ってきてくれるんです。
スイーツは好きだし、その気持ちは、すっごく嬉しい。
ただ、結婚当初の「クリームたっぷり甘さ爆発系が好き!」な印象が残っているのか、
甘さの強いものが多いので、40代の胃にはきつくなってきたな…
好みも変わるからなあ…って、贅沢にも悩んでいました。
#しっかりとスイーツは食べながらw
で、ふと気がついたんです。
「いや、それ考えてないで、言えばよくない?」
ということに。
#言わなきゃわかるわけがない
#それで怒られるわけじゃない#感謝の気持ちも変わらない
#盛大なブーメラン!
なので「いつもありがとう」と、
「これはこんなところがおいしかった」「あれが嬉しかった」
をまず伝えたら、旦那さんが、
「逆に苦手なスイーツはあるの?」って尋ねてくれたので、
「甘すぎると最近は食べきれない」
「レーズンは嫌い」
「今はカヌレとチーズケーキにハマってる!」
「季節限定モノも好き!」
存分に、自分の好き! ほしい! を伝えて、旦那さんも笑って聞いていてくれました。
そうそう、こういうことだよ!
と、日々の小さな積み重ねを実感した出来事でした。
母も一緒に、成長させてもらっています。