ステップファザー・ステップ(宮部みゆき)

20代の頃に読んだ本の、再読です。

ただし、前回は、一般文芸の文庫版でした。

今回は、青い鳥文庫です!

どこを切り取っても、児童文学書にしか見えない。

中学校の図書室には、青い鳥文庫がそれなりに揃っているようで、長女が借りてくるのですが。

古典名作やオリジナルの児童文学だけでなく、宮部みゆきさんとか、有川浩さんとか、辻村深月さんとか。

私が一般文芸でしか出会えなかった、「おいしい」作家さんたちがいるんですね。

まだ学校の図書室しか知らなかった頃の私でも、この構えとイラストだったら、間違いなく手に取っているはず。

子どもの頃から自然に、そういった作家さんに触れられるなんて、うらやましい限りです。

最初に読んだのは、もう15年以上前になります。

公衆電話に懐かしさを感じるのも、大人世代ならではですね。

軽やかに進む物語が、楽しい1冊です。

一風変わった設定と、1話ごとに解決する謎と、間に挟まる人情が、時代劇的な魅力を放っています。

久しぶりに宮部みゆき作品に触れたら、「ドリームバスター」や「クロスファイア」も、また読みたくなりました。

ちなみに、青い鳥文庫には、どんな作家さんがいるんだろう? と、調べてみました。

何しろ私は、「コロボックル物語」シリーズぐらいしか読んでいなかったので。

眺めていたら、倉橋耀子さんや小林深雪さん、折原みとさんなどの、昔ライトノベルでよく見た名前があります。

宮部みゆき作品とともに、二重に懐かしいひとときでした。

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