女の子の、友情と葛藤の物語です。
女の子といっても、主人公は、33歳の女性4人。
高校の同級生だった彼女たちが再会して、それぞれの生きづらさと向き合いながら進んでいくのですが。
どの生きづらさも、身に覚えのある傷跡のようで。
だからこそ、それぞれの人生を柔らかく絡めて繋ぐ糸のような友情が、きらきらと光っています。
すごく愛しくて、あたたかいもの。
女の子って、やっぱり、いいな。
40代になった私にも、そう思わせてくれます。
もっと歳を重ねた中年期や老年期の、変わりゆく人生での友情物語も、読んでみたくなりました。
もちろん、「女の子」の、です。