13歳のキミへ(高濱正伸)

実家の母が、長女にくれた本です。

とても、力強い。

「中学生生活に自信がつく」とありますが、一生を通して使える力だと思います。

例えば、「第一章 人に強くなる」では、

  • 合わない、と言わない
  • 気づかう側に立つ
  • おいしかったら「おいしい」と言おう
  • 目の前の人がほほえむように

このような項目が、ひとつひとつ丁寧に語られています。

「第二章 自分を磨く」では、

  • きついほうを取れ
  • 何に傷ついたかを考える
  • いい芸術に触れよう

以下、「立ち向かう」「学ぶ」「律する」と章が続くのですが、

  • 「キライ」と言ってラクをする
  • わからないままにしない
  • 見つけた人が拾う

などが、刺さりました。

刺さるのは、その通りだと思いながらできていないことだったり、避けて生きてきたことだったりするからで。

私がすごいなあと感じる人は、これらがあたり前にできていることにも、気がつきました。

私は今、余分な鎧を捨て去り、少しずつ柔軟性もついてきています。

次に欲しいのは、強さ。

重く纏い続ける防具ではなく、相手を貫く武器でもなく。

柔らかいのに決してちぎれない、芯の通ったしなやかな強さが欲しいです。

ニーバーの祈り」のような。

そのためのヒントを、たくさんもらえました。

中学生生活のみならず、生きる強さを身につけるのに、うってつけの1冊です!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする