リライトノベル 坊っちゃん(夏目漱石・駒井和緒)

児童文学の棚で発見した、夏目漱石です!

【リライトノベル 坊っちゃん(夏目漱石・駒井和緒)】

イラストだけ見たら、誰も夏目漱石とは思わないw

コンセプトが「名作文学をライトにリライト」。

“名作古典といわれる文学作品を、大胆に書きかえてしまうシリーズです。

舞台を現代に移したり、新しい設定やキャラクターを加えたりと、

まったく新しい作品に生まれかわっています。”

こういうの、素敵です!

原作への愛とリスペクトが詰まった二次創作、大好きなんです。

「坊っちゃん」の原典は、学生時代に、一度読んだきりでした。

名作古典文学独特の、文体や空気の重みが苦手で、

それでも「本好き」を自称するからには、一度ぐらいは目を通さねば!

と開いたものの、今ではストーリーの詳細も忘れてしまっているという…。

#作者様には大変ごめんなさいな読書

改めてリライトノベルを読んだら、

「こんなにシンプルなお話だったっけ!?」と、びっくりしました。

#苦手意識が先行しすぎ

「ライトにリライト」だから、もちろんかなり意図的に、軽く読みやすく、

ストーリーも変わっているには違いないけれども、ほぼライトノベルの域に達していますし。

固有名詞に「坊っちゃん」「山嵐」「うらなり」などがなかったら、私、リライトノベルって気づかないかもしれない…。

現代に合わせて、大胆に軽やかに、原作の魂を演出していく。

「いったい、原作はどんななの?」と、思わず手に取りたくなる、華麗な変身。

このシリーズ、芥川龍之介の「邪宗門」もあって、

そちらはなんと、タイムスリップ設定のラノベになっているそう。

見つけたら、読んでみようと思います!

#原作もリトライしようかなあ

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