子どもたちを連れて、福井県海浜自然センターに行ってきました。
前回同様、餌やりやタッチングプールを、三人三様に楽しんでいましたが…
今回はみんなで、海釣り講座に挑戦しました!
磯釣りは経験がありますが、それより少しだけ本格的かな?
ライフジャケットを着込み、竿や餌の扱い方の説明を受けてから、いざ防波堤へ。
私の身長の倍以上ある釣竿を、子どもたちも頑張って操っていました。
さて、問題は、生の魚をさわれない私です。
以前に体験した磯釣りでは、軍手着用で餌をつけていましたし、釣れた魚を針から外すのは、友達にお願いしていました。
しかし今回は、素手。我が子の保護者は、私だけ。
それでも始まるまでは、子どもたちがどうしてもできないときだけ手を貸せばいいかな、ぐらいの気持ちでいました。
が!
次男と糸を垂れていた竿で、1匹目が釣れたときに、「取って取って~!」と長男長女を呼んだら…
何と、2人ともまさかの「無理!」と即答!
どうしようもなくて、ひとまずインストラクターさんに外してもらいましたが、他の参加者さんもいますし、毎回呼ぶわけにもいきません。
――母、腹を括ります!
おっかなびっくり、左手で魚をつかんで、右手で針を外すべく、奮闘します。
手の中で暴れては、ぬるりとした感触を残して、何度も滑り落ちる魚。
外そうとすればするほど、深く刺さってしまう釣り針。
思春期女子ばりにギャーギャー騒ぎながら頑張りましたが、最後には針を飲み込まれてしまい、再びインストラクターさんの手を借りました(笑)。
好きにはなれないけれど
魚の手触りや、あとに残る独特の臭いは、やっぱり嫌いです。
結局、自分ひとりではどうにもならなかったし。
もう一度、進んでチャレンジしたい! とは、正直言えません。
私にできることが、増えたわけでもありません。
それでも、やってみてよかったと、心から思いました。
それはきっと、「いざとなったら、普段できないことでも、やれるんだ」という、自分への信頼感と。
好きではなくても、苦手なことでも、「嫌だけれど、そんなに怖がらなくてもいいのかもしれない」という、ちょっぴりの安堵感です。
気持ちとしては、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」にも近いでしょうか。
「何事もやってみるもんだ」
先人の言葉は、案外その通りなんだな、なんて思います。