西野亮廣さんの「成長しない人の共通点」という話を読みました。
西野さんは、
- 「質」「量」「スピード」の優先順位を間違っている。→新人は「スピード」「量」「質」の順!
- 今、考えても答えが出ないものを、考え続ける→「今、動かすことができるものは何か?」を考えること、悩んだところで答えが出ない問題を秒で切り捨てることが大事。
- 叱られたあとにあからさまに凹む→現場の空気が悪くなるので、上司もその子を叱らなくなり、上司の知見を得られなくなる。
の3つを挙げられていて、自分が過去働いたときのことを省みて「そうだよなあ…」と、しみじみ感じ入っていたのですが。
ふと、気がついたんです!
「あ、私これ、育児で鍛えられたやつだわ!」
ということに。
まず、①の優先順位に関しては、育児の始まりは、必然的に「スピード」「量」「質」になります。
なにせ産後は、即応しないと死ぬ“新生児”という生き物が、目の前にいるわけなので…。
嫌でもスピード対応しなければなりません。
そして、終わりのない赤ちゃんへの対応と、なくならない家事や仕事など、暮らしの維持。
想像を絶する量が降ってくるので、量をこなしながら、さらにスピードは上がっていきます。
教育の質というものを考えられたのは、もっとずっと後になってからでした。
また、②③に関しても、子育ての実行者も責任者も親であり、なおかつ子どもの人生は子どものもの、という現実があるので。
たとえ育児にダメ出しされても、目の前には子どもがいるから、凹んでいる場合じゃない。
自分でどうにもできない事柄に、悩んでいる場合じゃない。
私は私の責務を果たさねば…!
となるわけですね。
私は本当に、子どもたちに育てられてきたのだな、と思います。
数秘術対談でも言われた「育むことで、育まれる」を、まさに実感したお話でした。