私にとっての「書くこと」

前回、自分の気持ちを紙に書き出してみて、改めて「手で書くこと」の良さを感じた私。

「昔はいろいろ紙に書いていた」と思っていたのですが。

よく思い返してみれば、ただ書き綴ったような、本当の覚え書きのようなものって、残したことがありませんでした。

物語にしろ、詩にしろ、日記やアイデア帳にしろ、ルーズリーフにメモや下書きをして、原稿用紙やノートに清書していくのが常で。

実際に書き残して、読み返すのは、清書の方です。

下書きは、清書が終わった時点で、処分していました。

だから、そもそも私が書き残すものというのは「きちんと読み返すことができる」前提の、外部の目を意識したものになっていたんですね。

もちろん、作品として出来上がったものはともかく、アイデア帳や日記を、他人に見せられるわけではないのですが。

「自分」という読者が、いつも念頭にあったようです。

ということは、ただ思いつくままに書き綴るのは、昔からできていなかったのかもしれません。

何度か書いて、ブラッシュアップしたものを、自分自身の言葉としていたのですね。

その書き方は、このブログでも、まったく変わっていません。

思いのままにノートに書いていけたら、すごく楽しいんじゃないか、と考えていましたが。

何度も清書したり、手帳を整理したりしながら、ベストな言葉を綴ることが好きなんだと気づきました。

良くも悪くも「作品として」残していく。

それが、私のスタイルです。

また1つ、新しい発見ができました。

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