子どもたちの学校が、再開しました。
日常が戻ってきて、喜ばしいことではあるのですが…。
朝の送り出しから、帰宅後の宿題のお付き合い、翌日の準備と、やけに慌ただしく感じてしまう私。
この休校中、起きる・寝る・食べる・勉強するなど、どの行動もゆったりめに1日を過ごしていたから、スケジュールがみっちり詰まると息切れするんですね。
子どもたちも似たようなものらしく、毎日を頑張っているのが伝わってきます。
そういえば昔、長女に付き添い登校し、1日を学校で過ごしたことがありましたが、小学生って忙しいんだな…と思いました。
きちんと時間割が決まっていて、次々に新しいことを頭に入れながら、座りっぱなしで1時間勉強して、また逆に全力でスポーツにも励み。
短い休み時間で授業の準備をし、トイレもすませ、友達とコミュニケーションする。
給食だって、20分間で食べ終える!
大学の講義選択や、職場での1時間の昼休憩の使い方を、自分で決める自由を知ってしまった私には、このスケジュールはキツかった。
ハメハメハ大王の学校ぐらいの緩さがあっても、いいんじゃないかな。
本気で、そう思っています(笑)。
子どもたちは、毎日学校に行って帰ってくるだけで、ものすごく頑張っていますね。
のんびり過ごした日々をふり返ると、休校と外出自粛も、素敵な時間でした。
休校中の過ごし方
3月に休校が決まったときは、「どうしよう」と思いました。
毎日お昼ごはんも作らなくちゃいけない。
お出かけもできないし、ゲーム三昧にするわけにもいかないし、退屈すると兄弟喧嘩も増えるし…。
当初は、「何かしなくちゃ」という気持ちが強かったですね。
工作の材料を揃えてみたり、塗り絵や折り紙などの家遊びアイテムを準備したり。
一緒にごはんやおやつを作ろうと計画したり、遊び相手になるために家事時間の短縮を考えたり。
この時期は、正直なところ大変で、ストレスが多かったです。
でも、休校が続くにつれて、だんだん力が抜けてきました。
私が相手にならなくても、子どもたち同士で、意外と仲良く遊んでいるし。
無理にイベントやアイテムを準備しなくても、それぞれが今あるもので好きなことを楽しめる。
私が寝坊して、家事が長引いていても、子どもたちは自由に過ごしています。
だから「早く終わらせなきゃ」と、焦る必要もなかったわけです。
家にいるからって、特別なことをしなくてもいい。
変わりなく過ごせばいいのだと気がついたのは、休校期間を半分ほど過ぎたあたりでした。
慌ただしいのは苦手、のんびりした暮らしがいいと思っていた、はずだったのだけれと。
「暇な時間」「予定のない日々」を過ごすことが、不安だったのかもしれません。
子どもたちと、ずっと一緒にいた、約3ヶ月間。
思い返せば、垂らしたハチミツみたいに緩やかで、きらきら光る毎日だったな。
元の生活リズムに戻っても、余白のある暮らしの心地よさは、忘れたくないと思います。