今日、唐突に理解した、私的大発見の話です。
【“ときめく”と“惹かれる”】
私の「好きだな」「いいな」と思うポイントは、2種類あったようなのです。
“心ときめく”ものと“心惹かれる”ものが、実はまったく別物でした!
“心ときめく”のは、パステルカラーやビタミンカラーの、明るい元気な色彩のもの。
春の野花や、可愛らしいマカロンみたいな空気感が好きです。
実生活では、ファッションやインテリアなどの、目に見える部分に使いたくなるものです。
わくわくする気持ちや、元気をくれます。
“心惹かれる”のは、深い色彩をまとうもの。
『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』の飛行石のような、
空や海や、ツユクサのような、
クリスチャン・リース・ラッセンや、シム・シメールの作品のような、深い青と。
大人のルージュやハイヒールのような、曼珠沙華や薔薇のような、深い赤と。
目に見えない部分で、心の奥底に静かに燃えている色。
自分にとって大切な核になる、気高さや穏やかさの結晶の色です。
この“ときめく”と“惹かれる”の違いが、なんだか恋と愛みたいだな、と。
どちらも私の中にあって、自分にとって大切なもので、けれども表現方法や、向き合う深さや広さが違うんですね。
いま自分の心が動いたのはどちらなのか。
表現したいのはどちらなのか。
文章で書くときは、たぶん無意識に、自然に使い分けられているんだと思います。
#そんなに日本語表現に困ることがないから
ここをはっきりと意識できると、私が得意ではなかったこと、
たとえば写真や絵や会話での表現の、ぼんやりとしていた輪郭が、もう少しはっきりと見える気がしています。