【noteエッセイ】雑然とした整然
名だたる文豪の書斎は、どこか雑然としている印象がある。 古びた家具のすき間を縫うように、本がうず高く積まれ、執筆道具が散らばり。 ...
名だたる文豪の書斎は、どこか雑然としている印象がある。 古びた家具のすき間を縫うように、本がうず高く積まれ、執筆道具が散らばり。 ...
コーヒーバッグを買った。 私は普段、コーヒーを飲む習慣がない。 自宅ではもっぱらお茶だし、食後のお飲み物はと訊かれたら...
「本当の私は、こんなんじゃない」。 それは、子どもの頃の私にとって、お守りの言葉でしたね。 だめな子だと叱られていたとき、友達...
大好きな友だちがいる。 「ご近所さん」でも「ママ友さん」でもない、大好きな「友だち」だ。 私は結婚と出産のため、退職と同時に、...
大人になってから、雨の日の外出が苦手になった。 今でも、雨の音や粒や匂いは、楽しい。 雨そのものが、というよりは、それについて...
noteは、小さな本屋さんのようだ、と思っている。 書店好きな方には共感していただけることが多いのだけれど、本屋さんに行く目的は、目...
子どもたちと、しりとりをする。 まだ小さかった頃は、「答えやすく」「繋ぎやすく」「子どもも知っている」言葉を探す、という縛りが、親に...
40代になり、自他ともに「おばちゃん」という呼称に違和感がなくなってきた。 しかし私はいまだ、地域の子どもたちに、気さくに話しかける...
車を走らせて、目的地に向かっていたときのこと。 道中、のぼりや横断幕を掲げたデモ隊が、2列で車道を歩いていた。 とっさに思った...
本を読むのが好きだ。 読書友だちと、「年老いて不自由になりたくないのは、目か耳か」という会話になったときは、本を読むために即断で「目...