【noteエッセイ】書くことは、私をこの世に繫ぎとめる。
カフェに行った。 久しぶりなので、集中して味わうと、心に決める。 すると、思いのほか、意識が散ってゆくことに気がついた。 ...
カフェに行った。 久しぶりなので、集中して味わうと、心に決める。 すると、思いのほか、意識が散ってゆくことに気がついた。 ...
自分の好きなものを、乱暴に扱われると、腹が立つ。 私は“言葉”が好きだから、 楽な単語に、自分の感情を乱雑に押し込んで表現され...
寝坊して、明るく陽気に遅刻を選んだ息子を、小学校まで送って行った。 児童玄関の前で、中に入れず、しゃがんで泣いている子がいた。 ...
義祖母が入院した。 認知症が進んではいたのだけれど、すこぶる元気で、迫力満点の90歳。 癖の強さでは、町内でも指折りの有名人で...
今日は、海を見に行こう、と決めていた。歩いて5分ほどで海に着くのに、近いがゆえに、わざわざ目的地にすることが減っていたのだ。海を見ると決め...
文章を書くときは、感情が散らばっている。 形のないものを、ひとつずつ、言葉に落とし込む。 整えるんだけれど、整えない。 ...
子どもの頃、タラの白子が食べられなかった。 地元で「ダダミ」と呼ばれていたそれは、わが家ではみそ汁の具材であり、 魚の香りが漂...
年末年始は、イレギュラーな予定が増える。 いつもと同じことを、同じようにしようとすると、どこかで時間の帳尻を合わせなければならない。...
私は、現実想像問わず、血の流れる怖い話が苦手である。 殺人事件のドラマが点いていると、目と耳を塞いで逃げるし、 お化け屋敷では...
私が何かを“作る”とき。 “引き算”を楽しめるようになったとき、 “余白”を味わえるようになったとき、 作るのが、好きに...