長女と私

お裁縫が嫌いな私。

浴衣帯に名前を縫いとらなければならないことがあり、げんなりしながら、長女に「やりたくないよー」と嘆きました。

すると長女「私がやろっか? 縫うのは、けっこう好きやし」。

…娘が、神に見えましたね(笑)。

ついでに、次男の保育園用の雑巾もお願いしたら、それも引き受けてくれました。

私と長女は、家族の中では、わりと似ているところも多くて。

本が好きだったり、運動が苦手だったり…。

でも、裁縫や掃除、人付き合いやゲームのように、得手不得手が分かれるものも、けっこうあって。

どちらかが依存したり支配したりするのではなく、お互いに補い合って、これから自立していくまでの期間を過ごせたら、いい家族関係じゃないかな、と思います。

どうしたって生きていける

娘はよく、将来を不安がっています。

「自分には、できる仕事がないと思う」

生活の術が、想像できないようなのです。

娘を安心させたくて、「いいじゃん、一緒にしょぼい起業すれば!」と言ってみました。

自分の家なら、家賃いらないでしょ。

たとえば、○○ちゃんは子どもの相手が得意だから、家で託児して。

お母さんが掃除とか洗濯とかするし。

おばあちゃんは調理師免許持ってるから、給食と、ついでに私らのごはんも作ってもらって。

お父さんが、営業やってたから外との交渉とか、あと会計とか頼めるし。

弟たちにも、男子遊びを手伝ってもらったらいいし。

ほら、何とかなるなる!

…そんな話をしていたのですが、実際、やろうと思えばできそうな内容です。

そんなに心配しなくても、どうしたって生きていけるし。

足りない部分は、ちゃんと埋め合えるような家族構成になってるんだな、と感じました。

とりあえず、長女の苦手な料理は、もうしばらく私が頑張るので。

母の苦手な裁縫は、娘よ、よろしくお願いします。

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