今月の初めに、運転免許の更新に行きました。
【答えの出ないものを持ち続ける】
この更新講習が、すごく苦手なんです…。
交通事故の注意喚起のために、被害者の声や、モデルを使った再現映像を見るのが。
当事者ではない私が言うのはおこがましいのですが、痛くてつらくて、心を持っていかれるんです。
もちろん、苦しんでいる方がいるという現実を、見て見ぬふりをするつもりはないけれど。
見つめ続けると、自分が保たなくなってしまう。
実際に、講習後はしばらく、運転していると映像のフラッシュバックがあるので、心身のコンディションには、めちゃくちゃ気をつけています。
#今は落ち着いてます
注意喚起という意味では、確かに十分すぎるほどの効果をもらっていますし。
ドライバーとして、強く心に留めておかなければならないことでもありますが。
“その恐怖感が、運転中に危険を及ぼす”という矛盾に、どうにも苦労しています。
これはたぶん、わかりやすい答えを見つけるべきことではなくて。
日本の交通事故に限らず、世界の犯罪や貧困や差別などの現実を認識することと、
そこから少し目をそらさなければ生きられない罪悪感との矛盾を、
考え続けながら、折り合いをつけながら、生き続けるということなんだろうな、と。
#みかんとひよどり
そして、答えがないものや、正解がわからないものを、そのまま自分の内側に持ち、問い続けられるように在ることが、
「大人として生きる」ということなのかもしれません。
運転苦手なので、されど必須地域なので、気をつけます!