どうにも優しくなれないときがある。
自分にも、周りにも。
そんなときはたいてい、疲れだったり、悲しみや怒りだったり、消化しきれないストレスを抱えている。
おいしいものを食べたり、歌ったり、本を読んだり、体を動かしたり…。
できる方法をせいいっぱい試すと、あふれかけていた心のコップに、少しだけ余裕ができるけれど。
そもそもの中身がなくなったわけではないし、今この瞬間にコップを大きくできたわけではないので、またすぐにあふれそうになる。
…そんな、綱渡りみたいな精神状態が続くことがあります。
最近発見した効果的な方法は、
- 眠る
- 人の優しさにふれる
- 自然の大きさを感じる
です。
とにかく眠って、体力を回復すること。
自分をきちんと大事に扱ってくれる人と話すこと。
目の前の出来事から視線を外して、世界を見ること。
暮らしに何かをつけ足してストレス発散するのではなく、引き算して気持ちに余裕を作るような働きかけですね。
好きなことや楽しいことを詰め込んでみるのもよいのですが、何かを入れるためには空き容量を確保しないといけない。
整えるためには、いったん物事を出したり入れたりできる余白がないと、ただの並べ替えにしかならない。
心も機械も一緒だなあ…と思いながら、今日も静かに、深呼吸してみています。