渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」を読んだのは、次男が生まれる前ぐらいだったかな。
そのときは、いい本だなとは思ったけれど、自分事に落とし込むことができませんでした。
こちらの第2弾は、タイトルに惹かれて。
裏返した帯には、
この世に雑用はない。
用を雑にしたときに、雑用は生まれる。
とあって、今の私だからこそ響いた内容でした。
この「面倒だから、しよう」という美しさ、理性で“よりよい方”を選ぶ「よく生きる自由」を行使することが、つまりていねいな生き方になる。
漠然と憧れては挫折していた「丁寧な暮らし」の真理が、少しずつわかってきたように思います。
シスターの聖書のように、そっと傍らに置きたい1冊です。