ゲームセンターにて

息子たちと、ゲームセンターに行きました。

決まった予算のおこづかいを渡して、それぞれ好きなゲームをします。

2人ともしっかり全額遣い切って、

「あー、なくなっちゃった!」

と、残念そうではあるものの、すっぱりとゲームを終えていました。

その後ろ姿が、ふいに大きく見えて。

お兄ちゃんになったなあ…と思いました。

乗り物だけで喜んでいた、赤ちゃん時代が過ぎて。

まだ小さい頃は、後先も難易度も考えずにゲームを選んでいて、狙っていた景品が取れないと、悔しくて大泣きしていました。

少し大きくなって上達してくると、

「もう少しでクリアできそう」「あとちょっとで取れそう」

の気持ちからの切り替えが難しく、なかなかすんなりと終えることができませんでした。

私はお出かけを楽しく過ごしたかったので、

「せっかく来て遊んだんだから、悔しいも嬉しいもいろいろあるけど、全部ひっくるめて『楽しかったね!』って帰ろうよ!」

そう怒ったこともありました。

――今、まさにそれができています。

私がゲームセンターで遊ぶことを覚えたのは、大学生になってからの友達づきあいの中で。

「もうちょっと!」の浪費も、独身時代はそれなりに続きました。

息子たちのほうが、経験も成長も早い!

スマホのSNSや課金も、自分が大人になってから“やってみる→浸かる→適切な距離を学ぶ”までの時間がかかっていることを考えると。

ゲームもメディアもお金を遣うことも、子どものうちに親の保護下で体験して、適切なつきあい方を身につけたほうがいいと、改めて感じた瞬間でした。

適度を知り、足るを知り、満たされて優しく育ってほしいです。

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