【子育てに正解はないんだなと思った話】
うちの子どもたちは学校不適応ではあるのですが、行けば行ったなりに楽しむことも、いきいきしている場面もあります。
完全なる不登校でもなく、いじめなどの危急の問題があるわけでもない。
なので、学校に行くか行かないかではなくて、
“ルールのある社会集団の中で、どのように自分を大切にしながら社会とのバランスをとるか”
というのを、可能な範囲でさまざまに試しながら、自立に向けて動いています。
子どもたちが通う小中学校は、サポートがとても手厚くて丁寧です。
小学校では、教室以外に少人数で過ごせる場所と、ひとりで過ごせる場所とを準備していただき、
勉強内容やタイムスケジュールを、本人が決めたペースに合わせて、興味のあることを取り入れてくださっています。
運動と工作が好きな職人肌の息子は、折り紙やキャッチボールをしたり、中庭を散歩しながら季節の自然探しをしたり。
掃除や委員会活動なども、いい塩梅で参加できる仕事を、割り振っていただいているようです。
中学校では、さらに個別のサポートが手厚く、同時により大人として、本人の自主性を尊重してくださっています。
先生方は、子どもたちに寄り添いながらも、
「せっかく学校に来てくれているから、少しでもプラスの体験ができるように」
と、決して押しつけずに柔軟に対応いただいていて、頭が上がりません。
そんなありがたい環境とはいえ、学校に行きづらい子どもさんは、ほかにもおられます。
で、子どもをサポートしている親同士、送り迎えのときに会うことがあるんですね。
そのときに、子どもの「学校行きたくない」に対して、
「今日は本当に無理なしんどさなのか、甘えているのかの見極めってどうしてる?」
という話になりました。
いろいろお話ししてみたけれど、出た結論は「勘だよね」でした。
共通する明確な基準はないんです。
ただ、いつも子どもを見ていると、なんとなく今日はこっちだなって感じて判断する。
私も相手も、そうでした。
お互いぼちぼちやりましょ、無理せずにね、と別れてから、改めて思いました。
子育てに、万人共通の正解はなくて、その親子にとっての最適解があるだけなんだなあ、って。
だとしたら、最適解を見つけられる自分でいたいし、共に探れる親子関係を作りたいです。
もうすぐ春休みに入ります。あと少し、頑張ろうっと!