【noteエッセイ】やさしい娘

今月に入ってから、娘の胃腸が、本調子ではないらしい。

もともと、感情が胃腸に影響しやすい体質なのもあり、

「多少の不調が常」だと、本人は言い切っているけれども、親として心配はしている。

そんな娘が、母不在で過ごした2日間があった。

なぜかその間は、胃腸は元気に頑張ってくれていたとのこと。

「お母さんがいないほうが、ストレスなくていいのかもよ?」

と笑って言ったら、娘は、

「いや、お母さんがいないから、気を張ってたんだと思うなあ」

と笑って答えた。

事の真偽はさておいて。

自立心が高まってきたのも、親が子離れをより意識しなければならないのも、事実。

本人は、自立に向かう不安もあり、おそるおそる行きつ戻りつしているのも、また事実。

その中で、相手を慮る答えを、自然に選んで口に出せる娘は、本当にすごい。

彼女のやさしさが、最大限に生きるような場所で、生きられたらいい。

私は、心からそう願っている。

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