ただいま「おひねり」を作成中です。
地区のお祭りで、奉納芸をする人たちに投げるために、紙に小銭を包んで作ります。
結婚して間もない頃は「やたら大がかりな祭りだなあ」「面倒だなあ」という気持ちが、かなり大きかったのですが。
時が経ち、土地になじみ、行事ごとに関わっていく中で、少しずつ楽しさも増えてきた気がします。
紙を、2色使いで作ってみました!
カラフルで可愛いです。キャンディみたい。
どうせやるなら、楽しみたい
10代20代までは、地域の関わりを、面倒なことだと考えていました。
気楽に生きていける、都会で暮らしたい、と。
実際に、結婚してからしばらくの間も、田舎独特のコミュニティに、かなり苦しみました。
それでも、やがて心を許せる人たちに出会い、支えてくれる人たちに出会い、子どもたちがのびのびと育っていき。
若い頃には煩わしいだけだった繋がりが、今は、喜びもくれるようになっています。
そしてまた、昔は「ついていけないなあ、やりたい人だけで勝手にやってくれたらいいのに」と敬遠していた人たち。
集団の中で、率先して何かを始める人たちのことも、理解できたように思います。
人との繋がりなくして暮らせない場所にいるなら、それを嘆くよりも、楽しんで過ごしたい。
この場所で生きることを覚悟したから、主体的に動くことができるのじゃないかな、と。
「やりたくない」「関わりたくない」と考えていた昔の私は、当事者ではなく傍観者で、気持ちの上では「余所者」でしかなかったわけです。
今は、自分が動かなければならない立場。
どうせやらなければならないことなら、楽しみたいですよね。
…ちなみに、一緒におひねりを作ってくれた、長男の作品です。
あいかわらず、芸術的で個性的な彼でした。