初めてのお店に行ってみる

地元情報誌を読んでいたら、隣の地区に、オープンして半年ほどのイタリアンカフェがあるらしいとのこと。

普段、車で走る大通りからは奥に入った場所なので、全然知りませんでした。

ちょっと行ってみようかな!

で、ひとりランチをいただいてきました。

前菜と。

カレーと。

定番の味というより、本格的な味の、ランチメニューでした。

「あれを食べよう!」と行くのではなくて、「今日の食材は何かしら?」と、シェフお任せのレストランに行くマダムのような気分(笑)。

これはこれで、いつもと違った楽しさですね!

ちなみにこちらは、別料金でしたが、ワインみたいに赤と白が選べる、ブドウジュース!

本当にお酒のような、濃厚で深みのあるぶどうの味が、おいしかったです。

気後れせずに体験する

もともと私は、初めてのお店にひとりで行くと、すごく緊張するタイプでした。

特に個人の飲食店は、お店の雰囲気がわからないので、居心地がいいかどうか不安なのと。

お客さんが少なかったら、店員さんの視線も気になるのとで。

ですが今回は、まったく緊張しなかったわけではないものの、穏やかな時間を過ごすことができたのです。

お店に入って1時間ほどは、お客さんが私しかいなかったにも関わらず、です。

もちろん、どきどきしていました。

けれど、自然に「私は今ここにいていい存在なんだ」「私には、今この時間を楽しむ権利と、価値があるんだ」という気持ちになれたんです。

年齢を重ねたことや、ひとりで動くことへの慣れもあるのでしょうが。

いちばんの理由は、他人の気配や視線=評価に、自身の価値が左右されないことを、本当に知ることができたから。

気後れせずに、「初めて」を体験できるって、何て自由で楽しいんだろう!

今までの人生で、自分が苦手だと思っていたことは、たくさんあります。

けれど、実はそうでもないことも、意外とあったんですよね。

――「苦手なんだよね」って、つい使ってしまう言葉です。

「やりたくない」より柔らかいし、「得意なんだ」って話すよりは目立ちにくいから。

自分を守るための何気ない言葉ですが、もうそろそろ、濫用はやめてもいいんじゃないかと思い始めています。

もっと、自分の人生を楽しむために。

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