2巻と本屋さんに並んでいたので、一緒に買ってきました。
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前作までは、ハルヒトくんとイチカちゃん、それぞれに焦点が絞られていましたが。
今回は、偶然出会った人、仕事つながりの人、テレビで観る有名人など、エピソードの主人公はさまざまです。
「どんな人なのか、知りたいなあ」と思っていた、奥様のお話もあります!
私が好きだったのは、「ケイスケ君とパパ編」や、「伝説のアルバイトスタッフよしこ編」。
奥様のお話では、PTA会長の彼女について書かれた、「カミさん編パート1」でした。
でも、印象に残ったのは、別の2つのエピソードです。
明るさのお話
1つ目は、ファミリーマートのお話。
「【明るさ】は【ジョーカー】だ」という気づきです。
例えば、会社で同僚たちが言い争いをしている。
上司と部下の間で誤解が生まれている。
家族の中でちょっとした行き違いがある。
こんなシーンなら充分に…
自分の明るさでカバーできる!
大人はどこか、理解させようとか…説得しようとなりがち…。
でも、理解・説得では収まらない問題ってたくさんありませんか?
正しさを追求すると…かえって問題が大きくなったり、複雑化することってないですか?
そのときに、思い出してほしいんです。
僕たちは、ポケットの中に1枚のカードを持っている…。
【明るさ】というジョーカーのカードを持っていると…!!
「僕たちは誰もがポケットに、世界を変えるカードを持っている。」
そう締めくくられています。
この真理、子どもを相手にするようになってから、よくわかるようになりました。
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私はつい、真面目な・深刻な方へ向かいがちな、思考のクセがあります。
けれど、正論だけでは子どもを追いつめてしまいかねません。
また、理屈としては納得できても、気持ちを置き去りにされたままでは、子どもは聞いてはくれません。
むしろ、明るく笑って雰囲気を変えた方が、すんなり受け入れてもらえることも多くて。
人は正しさだけでは動かないんだなあ、なんてことを、親になって初めて理解した次第です。
なので、これには共感するとともに、自分を省みる内容でもありました。
責任感のお話
そしてもうひとつ、明石家さんまさんのお話。
脳に暗示をかける効果は、人によってさまざまであることを、鴨頭さんも疑問に感じていたわけですが。
その理由が解き明かされた、
「人のために万全にいかなアカン!!」
この【責任感】の違い…!!!
(中略)
待っていてくれる人がいる。
だから…【絶対に万全な状態】で行く!!
そう脳に暗示をかけている…!!
そして、その暗示は…その責任感に比例して…
【絶対的な強さ】となる!!!
こちらは、なるほど納得のエピソードです。
私が、なぜ「前提を変えたり」「宇宙のオキテを学んだり」「言葉をかけたり」、今までの常識ではあり得なかったことを、素直にやってみるようになったのか?
結果を、すんなり受け取れるようになったのか?
それが、「責任感」の差なのだろう、と思いました。
「守られる側」だった子ども時代から、「守る側」の親になる。
子どもがいるから、「私が倒れるわけにはいかない!」
この気持ちの強さかな、と。
今の自分があるのが、我が子たちのおかげなら。
私には、子どもを生み育てるという人生の選択肢は、どうやら合っていたみたいです。