今日は、私の本の読み方のお話。
【“読む”と“読み返す”】
本を読むのが、好きです。
お気に入りの本を読み返すのも、好きです。
“読む”と“読み返す”、
行動は同じなのだけど、味わっている感情は、違うんです。
#ジャスティスなつみセッションで
#初めて気づいたところでした
初めての本を読むのは「たのしい」。
どんな物語だろう、何が書かれているんだろう。
なんといっても、未知の世界! ワクワクします!
好きな本を読み返すのは「しあわせ」。
読書に求めるものが、ただの情報であるならば、
読み返す目的は、学習や定着になるのかもしれません。
私が読み返すのは、気持ちの追体験がメインかなあ。
「初めて読んだとき、心が震えた」
感動した喜びを、反芻したり。
「いつまでも見ていたくなる風景だった」
穏やかな心地よさを、味わったり。
「これを読んだ当時は、あんなことを思っていたなあ」
青春時代の音楽みたいに、思い出のスイッチになっていたり。
それを読んで感じた何かを、もう一度、体と心で体験したくて、読み返す。
本って、食事に似ていますね。
定番のごはんとおみそ汁を、じっくりと噛みしめる安心感も、
珍しいお料理を口にする、新鮮な高揚感も、
どちらも、私の人生に必要な感動。
「たのしいなあ」って思いながら読んで、
「しあわせだなあ」って思いながら読み返す。
そんな読書時間に、満たされます。